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Tokyo Rainbow Pride2019【隠れズ】

2019年、隠れズ結成7年目!

2、3年前は「LGBT」は何か”ブーム”や流行りのような印象でしたが、認知が拡がってこの1年で随分定着した感じを受けました。日常の会話の中で、LGBTという言葉やセクシャルマイノリティに関する話題があがったりすることもあり、嬉しく思いつつ、クローゼットとしてはちょっとドギマギする機会が増えました。

昨年のTRP以降、国会議員による「生産性がない」発言の炎上、全国でパートナーシップ制度の一斉請願、2019年2月14日には、同性婚の合憲性を問う日本で初めての訴訟「結婚の自由をすべての人に 訴訟」(同性カップル13組が国を相手取り全国4地裁で一斉提訴)など、数年前には想像もできなかったことが目白押しでした。セクシャルマイノリティーの人権に取り組んでこられた方々の地道な活動が、今に繋がっていることを実感するのはもちろんですが、当事者以外の方も”他人事”ではなく「自分たちの社会のこと」として考える方が増えてきたように感じます。

今年のTRPフェスティバルは、GWのあたまの方4月28日&29日になりました。パレードは初日の28日に。

パレード参加者は約1万1千人(40フロート)、プライドフェスティバルの来場者数は約20万人だったとのこと。2018年はパレード7千人(37フロート)、フェスタ14万人でしたから驚きです。隠れズが歩き始めた7年前の2013年度はパレード2100人(9フロート)、フェスタ11,000人でした。あれだけ参加者がいると隠れズも目立たないことがわかりました(笑)企業ブースも企業フロートの数も増えて、社会的影響の大きさに驚くばかりでしたが、なぜか例年よりもTRP絡みの記事が少なかったの不思議でした。

TRP2019のテーマは、1969年NYで起きた「ストーンウォールの反乱」から50年を記念して「I HAVE PRIDE」(あるがままを誇ろう。)でした。1970年「ストーンウォール事件」の1周年を記念してNYで始まったPRIDE PARADEが、世界各地に広がりこの東京でのプライドパレードにも繋がっているのです。隠れズ・Kはこれまでプラカードを持って歩いていましたが、ストーンウォール50周年記念のお祝いの意味もあり、今年は旗棒を買ってレインボーフラッグを振りながら歩くことにしました。

晴天にたなびくレインボーフラッグが気持ちよくて、朝いちガラガラの会場で振りまくっていたら、写真や動画を撮られたり、取材を申し込まれたり。

今年の隠れズのPRIDEと言えば、アライが増えたこと。

隠れズのメンバーはクローゼットが9割なので周りにカミングアウトしている人が少ないのです。必然的にアライの身内や友人がいる人も少ない。5年目までアライと言えば、Kの大学時代の友人1名が結成当初から一緒に歩いているだけでした。それが、2016年に隠れズに賛同してくださった方のご家族が、2017年度はメンバーのお姉さん(&その娘と娘の友人)、今年はまた別のメンバーの妹さんが一緒に歩いてくれました。5年目までずっと唯一のアライメンバーだった友人が「アライを連れてく」と言って今年は夫を連れてきて一緒に歩いたのも嬉しかった。

隠れズで歩くまでは会場に来ることすらためらっていたガチガチのクローゼットも少なくないことを考えると、家族が一緒に歩いてくれる日がくるなんて。正に「I Have Pride」です。

TRP、パレード開催のためにご尽力された皆様、隠れズのメンバー&サポーター、応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。

2020年も代々木で会いましょう。

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