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Tokyo Rainbow Pride

隠れズ

〜Let's make ourselves visible〜

 2013年「見えない=居ないのではない、見え辛い存在がいる事を見せたい!」と立ち上がった有志集団【隠れズ】です。

 2015年、渋谷や世田谷区でパートナーシップ制度ができ、米国で同性婚の合憲判決が出て、日本でもLGBTがメディアに登場する機会が増えLGBT元年などと言われました。当時は何か”ブーム”や流行りのような印象でしたが、2019年には「結婚の自由をすべての人に」訴訟(”同性婚”訴訟)がはじまり、「同性婚」が選挙の争点の一つになり、その後もパートナーシップ制度を導入する自治体も増えて、ブームではなく一定の市民権を得たように感じられます。セクシャルマイノリティーの人権に取り組んでこられた方々の地道な活動が、今に繋がっていることを実感するのはもちろんですが、当事者以外の方も”他人事”ではなく「自分たちの社会のこと」として考える方が増えてきました。

 そんな変化の中で、類は友を呼ぶのか、私の周りで自身のセクシャリティーをオープンに生活している方はまだまだ少なく、友人の多くがまだクローゼットです。LGBTQコミュニティ外の会話では、まだ「自分の周りにはいないけど・・・」を耳にすることがあります。LGBTという言葉が社会に浸透しても、存在が見えない当事者は、”いない”ことになっているのだと感じます。また、政治家による差別発言もいまだ続いています。

カミングアウトだけが可視化ではない。

 時代の変化の中で、クローゼットでもできること、クローゼットだからできることは何か?を考えたときに出ていたアイディアが”カミングアウトしていない/できないでいる人が沢山いることを可視化していくこと”でした。

 親や学校、仕事場ではカミングアウトできなくても”顔を隠してでも良いから、先ずはパレードに参加することから、はじめてみよう!”と、2013年にクローゼットの重い扉を開け1歩踏み出したのが「クローゼットだからなんだ!仮装してパレード歩こう!」の呼びかけに集まった有志50人でした。

遅る遅る踏み出した初めての一歩から10年という歩みの中でクローゼットや「隠れズ」への理解が深まり、応援してくださる方も随分増えました。

 (今まで見えなかった)クローゼットの存在の可視化が「もしかしたら家族に、学校に、職場に、目の前にも本当のことを言えないで苦しんでいる人がいる可能性と、なぜその人たちは隠しているのか」について考えるきっかけになればと思っています。そして、本当は楽しみたいのに、参加したいのに、表に出ることを恐れて一歩踏み出せないでいるクローゼット当事者の”参加のきっかけ”の一つになれたらと思います。レインボーフラッグがたなびき、沿道から応援の声を受けて仲間と歩くのは純粋に気持ちいいので、一人でも多くの人に経験してもらいたいです。

◇◇◇

「隠れズ」のお誘い

 隠れズは毎年、パレードの開催直前に公募して、パレード当日に代々木会場に結集して歩きます。代々木会場に戻ってきたところで「また来年も代々木で会いましょう!」と円陣を組んで解散します。

 ジェンダー、性的指向、年齢、国籍など関係なく、誰でも歩きたいと思ったときにそこに同志がいて、共に歩けるところ。一歩踏み出すきっかけになり、飛び立つステップになり、いつでも戻れるところ、純粋に楽しめる場として長く存在できるようメンバーの固定化や組織化はしていません。

 メンバーには、結成以来毎年歩いている人もいれば、何年かに一回の方、twitterを見てやってきたというハジメマシテの方、沿道で見ていて参加したいと思っていたという方、クローゼット当事者の友達、いろんな人がいます。クローゼットの方が多いですが、オープンな方も、アライさんもいます。属性を問わず「仮面がいらない社会」を願う方、応援したい方、どなたでもウェルカムです。

 

 隠れズTシャツを着てるメンバーが目立つため「あのTシャツを着ないと隠れズで歩けないのでは?」と思われたり、「隠れズ」というネーミングから「レズビアンじゃないと入れないのでは?」思われがちですが、そんなことはありません。Tシャツを着てない方も、顔バレしないように覆面、仮装してる方も参加しています。また、Tシャツを着て違うフロートで歩いている方もいたりします。(とはいえ、あのTシャツを着てかたまって歩いているととても楽しい気分になるので、ぜひ一度一緒に歩いてみることをおすすめします)

 勇気をもって歩く隠れズのキラキラが全国のクローゼットの扉の向こうまで届くようこれからも最高の笑顔で歩きますので応援を宜しくお願いします。

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 もし、ご友人やお知り合いで「パレードで歩きたいけどクローゼットだから…」と参加を迷ってらっしゃる方がいらしたら「こういうのもあるよ?」とお伝えいただけると幸いです。ご理解・応援してくださる友達、ご家族、セクシャリティー問わず、お誘いください。


 ”本当の意味で、隠れズの存在意義がなくなる”日まで一緒に歩きませんか。

Tokyo Rainbow Pride 2025

隠れズ

 2025年の隠れズは、VOICE&隠れズ&トランスXコミュニティと共催で、『ALL TOGETHER』として自分たちのフロートを出展します!

 昨年度、隠れズとトランスXコニュニティさんとの共催でTRP2024パレードに参加を決めた時に、自分たちが歩きたいと思ったフロートは既に予約で埋まっていました。コンセプトが合って「ここで歩きたい!」と思える、且つ、それなりの人数が一緒に参加できるフロートを探すのが大変でした。隠れズメンバー以外からも、「歩きたい(または、歩けそうな)フロートがなくて、今年は歩かなかった」という声がありました。せっかく会場まで行って、パレードを歩きたい気持ちがあるのに、フロートの選択肢がなくて諦めてしまう程残念なことはありません。2025年は、自分たちが歩きたいフロートを自分たちで出すしかない!と思い、意を決して出展することにしました。TRPの公式ホームページにも掲載されていますが、出展番号14番です。メンバー100人で歩きたいです。

14. ALL TOGETHER〜マイノリティも生きやすい公平な社会にしたい〜(by VOICE、隠れズ、トランスXコミュニティ)
見えづらい=いないのではない。わたしたちはここに生きている。誰もが生きやすく公平な社会にしたいという思いで連帯したALL TOGETER。セクシュアリティに関係なく共感くださる方、一緒に歩きましょう!

詳細や参加方法は、トランスXコミュニティさんの告知ページにて確認をお願いします。事前予約フォームがあるので、ぜひ予約をお願いします。

「ALL TOGETHER」Tokyo Pride 2025のプライドパレード一緒に歩く方を募集! | 

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